アルジェリア南部、サハラ砂漠の最奥部に横たわるタッシリーナジェール山脈。標高およそ二〇〇〇メートルのこの荒涼たる岩の台地に、紀元前六〇〇〇年から紀元前後まで描き継がれた数多くの岩絵(岩面画)が点在している。当時生息した動物や、人々の生活などがいきいきと描かれている。岩絵の数は、完全に明らかになってはいないが、北海道ほどの範囲の土地に、約二万点にのぼるといわれる。その存在が世界に知られたのは、一九五
タッシリーナジェール(アルジェリア)... の続きを読む
神奈川県にある工場の夜景を船上から見るというツアーに参加してきました。工場マニアとかそういうわけではないのですが、テレビで見てから、機会があれば、一度参加してみたいなと思っていました。それを友達に話すと、話が盛り上がり、行ってみようということになり。出発は、夕方ぐらいでした。私が参加したのは、所要時間1時間半ほどの、食事などは特についてないコース。こういうものには一体どんな人たちが参加するのか、と
工場の夜景ツアーに参加... の続きを読む
潜水して海藻を食べるトカゲ、ガラパゴスウミイグアナ、島ごとに甲羅の型が異なるガラパゴスゾウガメ、この諸島だけに分布するガラパゴスペンギンなどの生息地として、世界中で知られているガラパゴス諸島。どの烏も海底火山の活動で生まれ、古い島で五〇〇万年前、新しい島で約一〇〇万年前に隆起した。溶岩が堆積し、わずかに熱帯性植物が生えただけの島でありながら、流木や鳥などが運んできた動植物の多くが、隔絶された環境の
国の環境保護法の施行で危機を回避した「種の方舟」... の続きを読む
マチュピチュ行きのバスは満員になると出発し、もうもうと土煙を上げて砂利の山道を登る。ヘアピンカーブで標商二四〇〇メートルまで一気に登り、遺跡のすぐそばに到達する。入場ゲートをくぐり、草の中の階段を歩む。一〇分も登っただろうか、ようやく視界が開けてきた。あの、写真で見たマチュピチュの一枚絵が広がる、いや浮き立つといった方がふさわしいかもしれない。遠近感がなくなって、しばらく言葉も思いつかない。言葉で
イン力の人々はなぜここに都市を築いたか?... の続きを読む
小さい子を連れての家族旅行。荷物も多くなるし、他のお客さんにも気遣いが必要になるし、子供がぐずったらどうしよう・いろいろ心配なことがありますよね。でも、せっかく行くなら楽しく充実した旅行にしませんか?そのためのチェックポイントを教えますね。宿泊先を予約するとき、確認したほうがいいことがあります。宿泊先には小さな子がいることを伝え、子ども料金に含まれる寝具や宿で使える備品にどのような物があるか、子ど
家族旅行・宿を予約する際のポイント... の続きを読む
家族旅行を怠けていませんか。家族ならそのようなことをしなくても思いは通じているなどと思うのはナンセンス。家族と言っても、それぞれが独立した個人であることに違いはありません。言葉もなく、交流もなくてはコミュニケーションが成立しているわけがないのです。その努力を怠って思いが通じているなど単なる思い込みです。家族を大事に思っているのなら、こまめな家族サービス。そして代表的な家族サービスこそが旅行です。か
家族旅行を怠けている... の続きを読む
バルコニーには、椅子とテーブルがあり、船によっては、そこで朝食をルームサービスで食べることができたりする。自分の部屋から直接、海を感じることができるバルコニー付きの部屋は、最近のクルーズならではのものだ。初めてのクルーズの方にも、できればバルコニー付きの部屋で乗ってもらいたいものだ。スイートルームは普通の部屋に比べてもちろん値段が高い。スイートルームは別格の部屋だから、一般的なクルーズの旅とは別も
現在のクルーズの旅... の続きを読む
クルーズがより愉しいものになるかどうかは、オプショナルツアーをどう選択するかにかかっている。こういったオプショナルツアーは、非常に練られたものが多いので、どれを取っても大きく失敗することはない。迷うことが多いのが問題かもしれない。それに、人気のオプショナルツアーは、乗船してから申し込むと、いっぱいでチケットが取れないこともある。旅行会社や船によっては、乗船前に、オプショナルツアーを申し込むことも可
オプショナルツアーは旅をより楽しくする... の続きを読む
レンタカーで走りまくって、星野洞という鍾乳洞をようやく探し出した。とにかく地図がいいかげんで、道がまったく分からない。島のきちんとした地図がないという。まあ、そのあたりも素朴でいい。鍾乳洞は想像以上に立派なものだった。南大東島はこのまま観光開発されないことを願う。出港のとき、岸壁に島の人が集まり、手を振ってくれる。最高の出港シーンとなった。12月6日金曜日、航海日。昼はビスタラウンジで船上結婚式が
日本がいかに南に広い国か再認識させられた... の続きを読む
危機遺産リストに掲載されたものばかりが危機であるのではない。ここ数年の様々なできごとからも、世界遺産は常に危機と背中合わせであることがわかる。二〇〇一年のいわゆる同時多発テロの直後から、ニューヨークにある世界遺産「自由の女神像」は、アメリカのシンボルとして、更なるテロの標的になる危険性が高いため、内部への立ち入りが禁止された。私は、同時多発テロから二年後の〇三年秋に、地上デジタル放送開始の特別番組
立ち入りが制限された「自由の女神像」... の続きを読む
これからフェリー面クルーズを満喫しようと思うのだけどどこか不安、という船旅ビギナーはもちろん、「なんだかんだ言ってもしょせんフェリーの旅なんてねえ……」という食わず嫌いの方も、まずは「おれんじ8」の瀬戸内ワンナイトクルーズに乗ってみることをオススメしたい。四国オレンジフェリーが所有する「おれんじ8」は一九九九年に建造された船で、大阪〜愛媛県新居浜〜同・東予を結ぶ。注目すべきはその運航ダイヤだ。大阪
「おれんじ8」でゆく瀬戸内ワンナイトクルーズ... の続きを読む
A300の胴体を延長し、A320で開発した電子操縦装置を組み合わせた中距離用の機体。最大で四四〇席を収容可能。B777と見分けるには、翼先端のウイングレットが付いているか否か(A330にあり)がわかりやすい。アジア地域のエアラインが日本路線にも使用。大型長距離用の四発機A340A330のエンジンを四発に替え、長距離用に開発された姉妹機。欧州のエアラインが日本路線にも多く使用しているほか、全日空が五
大型中距離用の双発機A330... の続きを読む
僕らはこの街に2泊した。朝、メトロに乗ってロサンゼルスに向かった。このメトロは、ロサンゼルス国際空港につながっているのだが、大きめの荷物をもった飛行機の利用客は誰も乗っていなかった。ひと乗り1ドル25セントという安い電車を使うのは、飛行機とは無縁の人々のようにも映るのだ。T君とは途中駅で別れた。彼はもう少しこの街に滞在する。メトロ駅からロサンゼルス空港へは、無料のシャトルバスが運行されていた。その
LCCがなかなか就航しない理由... の続きを読む
インド人街といっても、シンガポールにあるわけだから、路地を牛が歩き、側溝から人のウンコや動物の糞が混じった汚水が溢れるコルカタのダウンタウンとは違った。しかし地下鉄のリトルーインディア駅を出ると、どこからともなくインド線香の匂いが漂い、安売店の店頭には、香辛料や石けんなどが乱雑に積まれ、アジアの狼雑な空気を少しは感じとることができるのだった。1本の路地を入ると、収穫祭を祝う仮設のステージがつくられ
結局はインド人街だった... の続きを読む
時代は変わって今や旅が別れになるなどと誰も思わないに違いないが、その変化をもたらしたものの一つが携帯電話だ。旅に出ると、確かに距離は遠く離れるが、携帯電話があれば、いつでも連絡が取れる。言ってみれば絶えず傍に居るのと何ら変わらないのだ。旅先でも絶えず家族や社会と見えない糸で繋がっている。この安心感は旅をたやすくした。よほど辺鄙な場所に行かない限りは、ひとりであちこち彷徨ったとしても大きな不安は無い
変化をもたらしたものの一つが携帯電話... の続きを読む
長距離フェリーは以前にも経験していて、それは京都北部の舞鶴から北海道は小樽を目指す船旅だった。一〇年以上も前の秋の連休。折りしも台風シーズン真っ最中、ちょうどその日も九州を縦断した台風が日本海に抜けようとしていた。例えるなら、丸ビルの最上階に一気に昇り詰めたエレベーターが、一瞬の間を置いて、一気に地下三階まで落下するような、そんな繰り返しなのである。船酔いなどという生易しい言葉では表現出来ない、凄
ようやくフェリーは出発した... の続きを読む
創業以来、無事故を誇っていたシンガポール航空の「安全神話」が崩壊したのは、パイロットのお粗末なミスによってだった。パイロットが勘違いして工事中の滑走路に入り込み、建設車両に激突する大惨事を引き起こしたのだ。二〇〇〇年の一〇月三一日二三時一八分、台北国際空港から乗客乗員百七十九人を乗せたシンガポール航空〇〇六便がロサンゼルスへ向けて飛び立とうとしていた。天候は接近していた台風二〇号の影響をうけて秒速
復唱したが……... の続きを読む
日頃からお世話になっている両親に、人生で一度は、いや、できることなら何回でも家族旅行をプレゼントして、快適な時間を過ごしてほしいですよね。お恥ずかしい話なのですが私は家族旅行というものをいまだプレゼントしたことがありません。今後、安定した収入が得られるようになったら「週末、家族で旅行でも行こうよ」なんていってみたいものです。まずはやっぱり日頃疲れている両親には温泉旅行に連れて行ってあげたいです。そ
家族旅行のプレゼント... の続きを読む
アメリカへ海外旅行に行ったときに、一緒に行った友人が野球好きだったので、インディアンズ対アスレチックスを観戦しました。日本でも何度か東京ドームへ巨人戦を観戦したことがありましたが、メジャーリーグはぜんぜん違いました。まず、選手の体型!あんなに筋肉ムキムキなんですね。あれじゃあ、日本人がかなうわけありません。観客の応援も、日本だと、ずっと応援歌(?)や太鼓の音が流れていて、騒がしく感じますが、アメリ
アメリカ海外旅行での野球観戦... の続きを読む
挙げ句の果てには問内侍所に引っかかり、50ドル持ち逃げされる始末。苦労してようやく手に入れた兌換ペソだったが、これがまともに使えない。まず駅に着いて片道3ペソ(約350円)の切符を買おうと、10ペソ出したところ、兌換ペソの釣りが1ペソしかないから売れないという。それなら往復でと言ったら、帰りの切符はここでは売れないと言う。釣りはいらないと言っても首を横にふる。「切符をくれ」「いや売れない」押し問答
連番で3席分確保されていた... の続きを読む
地下道の記憶は鮮明である。跨線橋ではなく、地下道がある駅というのは、私の生活圏ではほかになかった。そしてその地下道には、日本語のほかに英語で書かれた看板が目立っていた。北口の改札口のすぐ近くには、青梅線・五日市線、中央線、南武線の乗り場が数字で示され、次の電車が何番線から出るかがわかるようになっていた。このうち、青梅線・五日市線や中央線は、乗り場が変わる場合があるので、電光掲示であった。ただし1番
米軍基地の街と地方都市だった立川... の続きを読む
すべての鉄道と飛行機が利用できるとして、その日のうちに東京駅に着くため最も早く出なければならない駅と時刻を都道府県ごとに算定し、早い時刻順にランク付けしたものである。しかし、JTBやJRの時刻表には鉄道や飛行機のほか、バスや船のダイヤも掲載されている。もちろん、全国津々浦々すべてのダイヤが掲載されているわけではないにせよ、駅や空港のほかにそれらの停留所や港を含めなければ、本当の意味でのランキングに
時刻表から見た鹿児島から東京に出づらい駅... の続きを読む
終点に着くと「坊っちゃん列車」は客を降ろして、道後温泉駅へ戻る支度をするのだが、この作業が愉快だ。まず、機関車は客車を切り離して前進、バックしてポイントを渡って反対側の線路に向かう途中でストップする。どうするのかなと思って見ていると、運転士が機関車内のスイッチを押す。すると機関車はふわっと浮き上がる。すかさず乗務員が寄ってきて、機関車を押しながら回転させて向きを変える。油圧を利用しての機関車内蔵転
戻り支度が愉快な松山の人気者... の続きを読む
大人になってからは国内旅行にもたくさん行き、いい思い出がたくさんできましたが、何と言っても高校生のころに行った旅行は、今思い出しても他にない体験だったなと思います。高校を卒業する前に、卒業旅行をしようと思いついたのが事の始まり。なぜかこの無謀な計画に乗ってくれた友だちが一人いて、二人で瀬戸内海一周の計画を立てました。計画といっても、宿を二つ予約しただけ。どうやって予約したかすら覚えていませんが、一
高校卒業旅行で行った国内旅行... の続きを読む
かなり前になりますが、遠く離れた親友と一度だけ国内旅行しました。場所は福島の喜多方と会津です。ゆっくり旅したいということで、鈍行列車で行きました。喜多方でのお目当てはラーメン。まだそれほど喜多方のラーメンがメジャーではなかったので、店もあまり混んでいませんでした。旅館だけ決めてあとは無計画の旅でしたので、気の向くままに散策しました。小さい街なのであっという間に、見終わってしまったのですが、山間のの
親友との気ままな国内旅行... の続きを読む
儀式の段取りは、おおよそこうである。まず、九州間の赤い交流電気機関車に青い寝台客車六両を従えた「はやぶさ」が、先に門司駅に到着する。すぐに交流電気機関車は切り放され、代わって、くすんだ薔薇色の関門間交直両用電気機関車が連結される。これは、門司駅のホームを出はずれたところ、関門海底トンネルに入る直前に、架線を流れる電気が交流から直流に変わる境界が存在するための措政である。連結作業を終えると、薔薇色の
「富士」の前にくっつく... の続きを読む
海岸沿いを歩く、立ち止まる、歩く、海を見る、立ち止まる、夕陽を見る、立ち尽くす。ふと気がつくと、オバラウの人たちは、海に面した海岸沿いの道の大きな樹の陰でベンチに座ってみんな、海を見ている。誰も語らず、ただ、佇み、海を見ている。何にもない島かと思ったけど、それはとんでもない誤りだった。この島にはこんなに雄大な夕陽がある。夕陽を眺める、ってロマンチックだけど、ここに住んでいる人たちは、毎日毎日、夕陽
観光名所は何もなさそう... の続きを読む
14詩10分、雪の舞い散る旭川駅に到着。函館本線はここで終わり、宗谷本線が新たにはじまる。旭川は、さすがに北海道第二の都市だけあり、我が3号車自由席にも二〇大ぐらいが乗り込んできた。最後部の乗務員室にも、赤十字マークの付いた血液輸送川バッグがニケース積み込まれる。「稚内血液センター御中」と記されている。旭川を出て、碁盤‐状の町並みを?架で抜け、地上におり、新旭川で網走方面の石北本線を分けると、いよ
ひたすら孤独な一本道... の続きを読む
ノックエアに乗ろうとしていたおじいさんは、少し前ならバスに乗ってバンコクに向かっただろう。それがタイでは常識だった。しかし農家の仲間からこういわれたのに違いない。「ノックエアっていう飛行機がバンコクまで飛ぶようになったんだよ。運賃はバスと同じぐらい。1時間で着いちゃう。息子の家に行くんだろ?飛行機のほうが絶対に楽だよ」そういった仲間の家にパソコンはなかったかもしれない。しかしタイの地方都市では大き
バスも既存航空会社もライバルだ... の続きを読む
出発前から、車内ではお弁当を開いたり、酒を酌み交わして盛り上がっている。そうした光景に見とれて、こちらも食事をしようかと思っているうちに列車は動き出した。三陸鉄道は、比較的新しい路線なので、トンネルが多い。昔のローカル線のように曲がりくねって大自然の情景が手に取るように分かるというわけではない。その点が物足りないが、元来風光明媚なところを走っているので、その片鱗は随所に見られる。ただ、一瞬見えたか
野田玉川付近で絶景鑑賞のために駅でもないところで停... の続きを読む