帰りがけに、野辺山駅の北側にある「ピクニック」という喫茶レストランに立ち寄る。昨年の魚沼と会津の旅のときに国道から逸れて、遅い昼食をとった店だ。観光客よりも地元の方が目立つ店内は、地元の人に愛されている証拠だろう。よく日焼けした男性客は農家の人に違いない。ロースしょうが焼き定食はボリュームもたっぷりあって、それ以上に旨く、かみさんにも大好評だった。柔らかい肉もさることながら、地元の高原野菜の新鮮さに実に感動する。
(参考情報)
東京ディズニーリゾート®-じゃらんnet
http://www.jalan.net/theme/park/tdr.html
コンフォートホテル(チョイスホテルズジャパン)のホテル一覧 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/biz/group/CHAIN0047.html
石和温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50154.html
けれどまた帰路、清里方向へと下る車のハンドルを握りながら、思った。野辺山の農業は規模の大きな経営が主流のようだが、夏の野菜の収穫は実に大変な仕事だそうである。気温が上がらぬうちに、場所によっては農道からかなり歩かなくてはならないような畑のまん中に出て、未明から野菜を収穫し、夕方まで作業は続く。ときにはその日のように雷が鳴り、文字通り生命の危険にさえ晒される中で、野辺山の野菜は人びとの食卓へと運ばれるのだ。そうして、それをいとおしむように調理して、単にこの高原に遊びに来ただけの私たちのような人間にも提供してくれる人がいる。そう考えたら運転中の私も、かみさんから数週間遅れで、なんだか涙が滲んできそうになった。野辺山から清里へと下る道は、日が落ちれば明りも少なく、よくよく路面に注意しなければならないというのに。野辺山原は、そのような形で私たち夫婦の自転車ツーリングに欠かすことのできない場所となった。前年に1週間の旅で、ただ通り過ぎただけの道から、わずか数百m脇道へ逸れただけで、予想をはるかに上回るサイクリングの財宝に行き当たったのである。